2014年5月21日水曜日

『台湾の森於菟』森一家の北投・草山の旅 追体験② 草山編

 大家好! 仙台も雨ですが、台湾では大雨らしいですね。

 今日もブログで森一家の旅を追体験。草山編です。草山というのは、今の陽明山のことです。北投から陽明山へ向かう途中に見どころがいっぱいあるので、紹介していきます。


 草山温泉は七星山(シチセイザン)を最高峰とする大屯山系にあった。せいぜい千メートルをわずかに越える程度の山々であったが、台北中南部から始まる高山の峰々にくらべると、安全で、家族の散策やリクリエーションには理想的な山容で、昆虫採集にはまさにもってこいの場所であった。夏は結構涼しく、避暑地としても理想的であった。だが油断できない山もあった。それはサボウ山と呼ばれ、帽子のかたちをした六百メートルほどの山だった。




 北投からバスに乗って、陽明山方面へ行きます。北投からのバスの行先は陽明山・六窟など様々ですが、運賃は一律15圓でした。惇叙商工でバスを降りると、硫黄谷や龍鳳谷というガスが噴き出している谷があるので、途中下車がおすすめです。写真は龍鳳谷の様子です。



 バス通りから龍鳳谷に下りて、谷の奥へ進んでいくと森に入ります。森の小道をずんずん進んでいくと、なんと温泉があります。媽祖窟温泉といいます。共同浴場のようなところで無料で入れました。浴場がいくつかありましたが、決まり事があるらしく、「ここはダメ。あっち。」という感じで、一番奥の浴場に通されました。お湯の色はこの川のような青白っぽい色で、入った途端に「ズシーン」と体に衝撃を感じるような、パワーのあるお湯でした。泉質は鉄泉のようです。浴槽の手前に、風呂桶にお湯が入ったまま置いてあります。入る前にこのお湯で足を洗ってください。



 媽祖窟温泉をからさらに森の奥に進むと、こんな道になります。ここまでくると完全に冒険です。自然を楽しみながらどんどん進んで行きましょう。森の奥には他にもいくつか温泉がありました。地元の人しか知らない穴場の温泉なのでしょう。森の奥は小道が迷路のようになっていますが、上へ上へ行けばバス通りに戻れます。



 きれいな花が咲いていました。ハイキングをするにはいいところです。季節によっては蝶をたくさん見ることができるでしょう。著者もこんなきれいな花に集まる蝶に夢中になったのでしょうか。



 北投から陽明山にかけては温泉の宝庫です。北投から六窟行きのバスに乗って、龍鳳谷を通り越して、終点で降りると、目の前に六窟温泉があります。ここはやや白濁したお湯でした。景色がいいところでした。



 六窟があるから七窟もある? 七窟温泉という温泉もあります。こちらは茶色い濁り湯でした。バスを途中下車して行ける温泉がたくさんあって楽しいです。ちなみに、写真右にあるこんもりした山が紗帽山です。著者は「サボウ山」と呼んでいますね。



 紗帽山を通り越して、陽明山に着きました。昔はこのあたりを草山温泉と呼んでいたはずです。写真は陽明山の共同浴場です。ここを起点に、陽明山のさらに奥まで行くこともできます。個性的な温泉もたくさんありますし、登山をしたりもできます。昔からこのあたりが行楽地だったのがよくわかりますね。森さん一家もきっと楽しい休暇を過ごされたのでしょう。


 ブログで小旅行、お楽しみいただけましたか。温泉好きの人は、台湾へ行ったら是非とも北投・陽明山の温泉へ!

 それでは皆様、ごきげんよう。


 出典 森常治(2013):『台湾の森於菟』 宮帯出版社

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