2016年1月8日金曜日

高雄覆鼎金公墓の南部日本人遺骨安置所

台湾に眠る日本人に祈りを捧げる。

フットワークが軽い仙台台湾朋友会ですが、
少々重いテーマもご紹介しています。
日本のみなさんに知ってほしいからです。

今日ご紹介するのは、台湾南部高雄市の高雄覆鼎金公墓。
ここにはなんと、日本人墓地があります。
正確には、南部日本人遺骨安置所です。



なぜここに日本人の遺骨が安置されているのでしょうか。
日本統治時代、台湾にいた日本人は、亡くなれば当然台湾にお墓を作りました。
しかし、戦後入ってきた国民党は日本人の墓を根こそぎ破壊しましたので、
現在ではほとんど残っていません。
墓が破壊された後、遺骨は有志の手で集められ、
台湾各地に数か所の遺骨安置所が作られ供養されました。
南部で収集された遺骨は、ここに集められたのです。
現在、高雄の日本人会が毎年11月に慰霊祭を行っているそうです。



公墓にあるお墓は、ほとんどが荒れ果てていますが、ここはきれいです。
管理してくれている人がいるようです。ありがたいですね。



由来が記されています。
元々は個人のお墓だったそうです。




高雄覆鼎金公墓への行き方をご紹介します。
ガイドブックには絶対に載っていませんが、意外と簡単に行けますよ。


まず高雄地下鉄の巨蛋站からバスに乗ります。
バス停は地下鉄出口4の近くです。漢神デパートが斜め向かいに見えます。
そこから24Aのバスに乗って、極限公園で下車します。乗車時間は20分くらいです。
バスの時刻表はこちらです。


バス停から公園の方を見ると丘が見えます。丘に沿って墓地があります。
墓地までは歩いて10分くらいです。墓地の入り口には廟があります。

墓地の中は道路が一本通っているだけです。
途中猛犬に吠えられますので注意してください。



建物が数件連なっているところを通り過ぎると、突き当りに焼却炉があり、
道が二手に分かれています。ここを右に行きます。



少し歩くと、こんもりしたガジュマルの木の下に日本人遺骨安置所があります。




ところで、
日本人遺骨安置所の近くに、日本人の墓標がありました。
戦後も帰国せずに、台湾に骨をうずめることを決断された方なのでしょう。
台湾には、「おばあちゃんが日本人だ」という台湾人が結構います。
どうか安らかにお眠りください。



こんな墓標も。「ジヨン ウヰリアム クロフォードの墓」と書いてあります。
英語だとJohn William Crawfordでしょうか?
一体どんな人物だったのか? なぜ日本語表記なのか? 日本との関わりは?
興味はつきないところですが、安らかにお眠りください。



公墓は全体的に荒れた墓が目立ちます。
お墓の上に便器はないでしょう・・・



高雄の覆鼎金公墓への行き方はわかりましたね?
ぜひお参りに行ってみてください。
ちなみに、高雄以外の日本人遺骨安置所は、
北部は台北北投の善光寺に、中部は台中の寶覺禪寺にあります。

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