2016年11月9日水曜日

失われし苗栗の日本神

昔は苗栗にも日本神が… 

 仙台台湾朋友会です。
 台湾の日本神の話はこれまでたくさんご紹介してきましたが、恐らくまだどこにも紹介されていないであろう、ひとつのストーリーをここでご紹介します。
 猫狸山にまだ神社があった頃、中に日本神が祀られていたそうです。


 日本統治時代、銅鑼の双峰山は「南方富士山」と呼ばれていました。頭屋の兵舎から見ると、2つの峰が重なって1つになり、富士山のように見えたからです。兵舎では多くの兵隊が南方富士山に向かって遥拝していたそうです。

 2つの峰があるのが双峰山です。苗栗駅からは富士山のようには見えません。

 戦後、兵舎の跡にお化けが出るようになりました。原因を探るため、霊媒師が口寄せを行うと、日本語が話せない霊媒師が突然日本語を話し始めました。日本語がわかるお年寄りの通訳によると、霊魂はこう語りました。「戦争で死んだ兵士たちの魂が帰ってきているので、供養してほしい」
 
 そこで、人々は兵士の像を作って供養し、像は猫狸山の旧神社へ収めたそうです。しかし、その神社は30年くらい前に取り壊され、兵士の像も消失したとのことです。スマホの中のこの写真は、神社が取り壊される前の貴重な写真ですね。



 話の流れは、他の日本神のものとだいたい同じですが、苗栗の話は聞いたことがなかったので、とても新鮮に感じます。今では消失してしまって見られないのが残念です。
 このお話は、苗栗県観光文化解説員の林中光さんから伺いました。

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